カードローン借り換えのメリットや注意点とは?審査を通りやすくするコツも解説

投稿日:2021.06.18 更新日:2021.09.24
カードローン_借り換え_メリット
返済に悩む30代女性
毎月のカードローンの返済が厳しい・・・
完済できるか不安な40代男性
カードローンの金利が高くて完済する自信がない・・・

カードローンを利用する方の中には、返済に負担を感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで現在よりも金利が低いカードローンに借り換えることで、毎月の返済金額や総返済額を減らせる可能性があります

カードローンの借り換えとは、現在契約するカードローンを別会社のカードローンに乗り換えることです。

A社のカードローンを新たに契約してお金を借りて、そのお金で現在契約するB社のカードローンを完済することになります。

当記事では、カードローンの借り換えについて以下の内容を解説します。

  • カードローン借り換えのメリット
  • カードローン借り換えの注意点
  • カードローンの借り換え先を選ぶポイント
  • カードローン借り換えの申し込みから融資開始までの流れ
  • カードローン借り換えの審査に落ちやすい人の傾向
  • カードローン借り換えの審査を通りやすくするコツ

最後までチェックすることで、カードローンの借り換えについて理解できるようになるはずです。

まずはカードローンを借り換える具体的なメリットを解説します。

この記事の執筆者【FP】田中宏一郎
編集長田中
国家資格の2級FP技能士を取得しています。 父の借金のせいで一家離散を経験。その後、母の勤め先から奨学金をもらって国立滋賀大学に進学しました。 借金の酸いも甘いしっている私が、正しい金融の...
この記事の監修者【FP】恩田雅之
FP恩田雅之
1959年 東京生まれ。 専修大経営学部卒業後、16年間パソコン業界の営業の職業に携わる。 2004年3月にCFP®資格を取得後6月、札幌にて「オンダFP事務所」を開業。 初心者向け...

カードローン借り換えのメリット

カードローン借り換えの主なメリットが以下の4点です。

  • 金利が下がって総返済額を減らせる
  • 毎月の返済金額を減らせる
  • 返済の自由度が向上する
  • 利用可能枠の増額が可能

以下で順番に説明していきます。

金利が下がって総返済額を減らせる

現在契約するカードローンよりも金利の低いカードローンに借り換えることで、総返済額を減らせます。

借り入れた元金は減らせませんが、金利が低くなれば支払う利息もその分だけ少なくなり、最終的な総返済額が減るのです。

とくに元利定額方式で返済している場合、毎月の返済金額が同じでも利息分が減るので、返済元金が増えます。

そうすることで総返済額が減る以外に、完済時期も早まるメリットがあります。

元利定額方式は、元金と利息の合計額が一定になるように計算する返済方式で、毎月の返済金額が同額で返済計画を立てやすいという特徴があります。

毎月の返済金額を減らせる

金利の低いカードローンに借り換えることは、総返済額だけでなく毎月の返済金額も減らせます

たとえば現在の借入残高が50万円で年率18.0%、元金定額方式で返済元金1万円だった場合、毎月の返済金額は以下のとおりです。

元金1万円+利息7,397円(50万円×18%÷365日×30日)=17,397円

これを年率15.0%のカードローンに借り換えると返済金額は以下のように変わります

元金1万円+利息6,164円(50万円×18%÷365日×30日)=16,164円

毎月の返済金額を1.000円程度減らせるようになり、年間計算すると約12,000円も違ってくるのです。

そのほかに、元金定額方式のカードローンから元利定額方式のカードローンに借り換えた場合も、借り換え当初から一定期間の毎月の返済金額を減らせます。

返済方式は利用するカードローンによって異なるので、検討する際にどの方式を採用しているのかを必ずチェックしてください。

返済の自由度が向上する

現在の返済方法よりも選択肢が多いカードローンに借り換えをすることで、返済の自由度が向上します。

カードローンの主な返済方法は以下のとおりです。

  • 銀行振込
  • コンビニ・銀行ATM
  • 口座引き落とし
  • インターネット
  • 店舗窓口

しかし一部のカードローンでは、返済方法が銀行振込だけだったりインターネットに対応していなかったりする場合があります。

どんな返済方法があるかは契約するカードローンによって異なりますが、選択肢の多いカードローンを利用すれば利便性が高くなるでしょう。

利用可能枠の増額が可能

カードローンを借り換えるメリットとして、より利用可能枠を増やせることも挙げられます。

カードローンの利用可能枠が増えれば追加でお金が必要になったときも、新たな借入れをする必要がないので便利です。

ただし現在よりも利用可能枠が増えても、借入れを増やさない方がいいに越したことはありません。

後で返済不能に陥っては大変なので、借入れは計画的に行うようにしてください。

FP恩田雅之FP恩田
借り換えの目的を明確にしたら、カードローン会社がホームページで提供している返済シミュレーションなど利用して無理のない借入希望額や毎月の返済額を考えましょう。

カードローン借り換えの注意点

カードローンの借り換えはメリットが多いものの、いくつかの注意があります

  • 新たに審査を受けなくてはならない
  • 総返済額が増加する可能性がある
  • 追加融資が難しくなるリスクがある
  • 年収の3分の1を超える貸付は受けられない

よく考えないでカードローンの借り換えをしてしまうと、想定外の結果を招くかもしれません。

後で困ることのないようにそれぞれの内容について詳しく解説します。

新たに審査を受けなくてはならない

カードローンの借り換えを行うにあたり、新たに申し込みをするカードローン会社の審査を受ける必要があります。

利用するカードローンによって審査基準は異なります。

既存のカードローンの審査に通過したからといって、借り換え先の審査に通過できる保証はありません

カードローンを借り換えることは、すでに他社の借入れがある状態です。

一般的に借金残高が多いと審査に影響を与えてしまい、審査通過の可能性が下がります。

とくに既存のカードローンで延滞を繰り返していたり、滞納したままの借金があったりすると審査落ちは避けられないでしょう。

またカードローンの借り換えは新規で審査を受けるために以下のような手間も発生します。

  • 勤務先に在籍確認の電話が入る
  • 収入を証明できる書類の提出
  • 繰上返済で申込時の借入残高を減らしておく(借金の総残高による)

総返済額が増加する可能性がある

借り換えローンの審査に通過して低金利で借入れできたとしても、設定する返済期間によって総返済額が増加する可能性があります。

総返済額が増額する具体的な例は以下を参考にしてください。

【80万円を借り換えた場合】

借入金額 金利 毎月の返済金額 支払い回数 総返済額
80万円 18.00% 3万円 35回 1,050,000円
80万円 15.00% 2万円 56回 1,120,000円

80万円の借入れがあり、金利18.0%から15.0%のカードローンに借り換えたとします。

上記の毎月の返済金額だけ見ると、毎月の返済負担がおさえられてとくになったように感じるかもしれません。

しかし毎月の返済金額を減らせたのに対し、支払い回数は増えてしまい、総返済額も7万円ほど高くなるのです。

借り換えには返済期間や総返済額を減らせるメリットがありますが、借り換え後の契約内容によって毎月の返済額が減っても、総返済額が増加するケースもあります。

借り換えの契約をする前に、完済までにかかる期間や総返済額がどのくらいになるのかを確認して、納得した状態で手続きを進めましょう

追加融資が難しくなるリスクがある

借り換え専用ローンを契約した場合、追加融資が難しくなるので注意が必要です。

借り換え専用のローンに借り換えた場合、返済目的以外の利用ができません

カードローンを利用する方の中には、生活費の足しとしてお金を借りている方もいると思います。

しかし借り換え専用ローンではお金を借りられないので、利用目的によって資金使途に制約のない通常のカードローンで借り換えるようにしてください。

年収の3分の1を超える貸付は受けられない

貸金業法の適用される消費者金融で借り換えをする場合、総量規制によって審査に通過しないことが考えられます。

総量規制とは貸金業法で定められた借入金額の上限で、金融庁のサイトで以下のように説明しています。

借り過ぎ・貸し過ぎを防ぐために設けられた新しい規制です。具体的には、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合は、新たな借入れはできなくなる、という内容です。
例えば、年収300万円の方は、貸金業者から100万円までしか借りることができないということになります。

年収の3分の1という借入金額の上限は、それぞれのカードローンの借入残高ではありません。

現在借入れている金額を合算して年収の3分の1を超えないようにおさめる必要があります

とくに複数社から借り入れがある場合、この総量規制が問題となって審査通過できない可能性が高いです。

年収の3分の1を超える借入れがしたい方は、銀行系カードローンなどの総量規制対象外のカードローンを選ぶようにしてください。

FP恩田雅之FP恩田
銀行カードローンは総量規制の対象外ですが、自主的に同じような借入規制を行っているところがほとんどです。安易な申し込みは禁物です。

カードローンの借り換え先を選ぶ3つのポイント

カードローンの借り換えの目的はさまざまですが、以下の3つのポイントに注目したうえで選んでみるといいでしょう。

  • 金利が低いカードローン
  • 借り換え向けのカードローン
  • 返済のしやすいカードローン

それぞれのポイントの内容とおすすめカードローンも一緒に紹介します。

金利が低いカードローンを選ぶ

カードローンの借り換え先を選ぶポイントの1つが、金利の低いカードローンを選ぶことです。

金利が低いカードローンを利用することで、支払う利息の負担や総返済額も減ります

現在の借入先と比較して、できるだけ金利の低いカードローンを選びましょう。

注意点として、金利の低いカードローンは審査通過難易度が高いのが一般的です。

金利の高いカードローンよりも審査が慎重に行われることは覚えておいてください。

なお適用金利には上限金利をチェックすることが重要です。

金利が2.0~18.0%のカードローンの上限金利は18.0%となり、はじめての借入れや設定される利用可能枠によって適用金利は変わります。

auじぶん銀行カードローン(じぶんローン)

auじぶん銀行カードローン(じぶんローン)は、借り換えローンとしても利用できるカードローンです。

利用の際に口座開設の必要もないため、じぶん銀行の口座を持っていない方も申し込みできます。

誰でもコースと借り換えコースの2種類があり、借入利率は通常1.48%~17.5%(年率)ですが、auのユーザー向けの限定割引もあります。

  • 誰でもコース:38%~17.4%(年率)
  • 借り換えコース:98%~12.5%(年率)

さらに毎月の返済金額は1,000円から可能なので、毎月の支出を少しでもおさえたい方にも役立つカードローンです。

利用条件
  • 契約時の年齢が満20歳以上70歳未満の方
  • 安定継続した収入のあるお客さま(自営、パート、アルバイトを含む)
  • 保証会社であるアコム(株)の保証を受けられる方
    ※外国籍の方は永住許可を受けている場合のみ対象
借入可能上限額
  • 通常、カードローンau限定割 誰でもコース:10万円以上800万円以内(10万円単位)
  • カードローンau限定割 借り換えコース:100万円以上800万円以内(10万円単位)
借入利率
  • 通常:1.48%~17.5%(年率)
  • カードローンau限定割 誰でもコース:1.38%~17.4%(年率)
  • カードローンau限定割 借り換えコース:0.98%~12.5%(年率)
借入方法 ATM、振込サービス
返済方法 自動支払い返済、ATM返済
最少返済額 1,000円(借入残高10万円以下)

借り換え向けのカードローンを選ぶ

借り換えという明確な目的がある場合、借り換え向けのカードローンを選ぶことも大切です。

借り換え向けのカードローンは借り換えに使うことを前提にしているサービスで、いくつかの銀行や消費者金融などで取り扱っています。

カードローンの審査は、すでに借入があるほうが不利になりがちです。

しかし借り換え向けカードローンでは、名前のとおり他社に借金があることを前提に審査を行いますから、通常のカードローンよりも審査通過の可能性はあります。

アイフル(かりかえMAX)

消費者金融のアイフルが提供するかりかえMAXは、返済のみ可能な借り換え専用のローンです。

実質年率は最大17.5%で、一般的な消費者金融の利率と比較すると多少低い利率ですが、返済金額は自分で設定できます。

現在、一本化したい借金がある、新たに借入せずにとにかく完済を目指す方におすすめのサービスです。

利用条件
  • アイフルを初めて利用する方
  • 満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方でアイフルの基準を満たす方
借入可能上限額 1万円~800万円
借入利率 年3.0%~17.5%(実質年率)
借入方法 WEB、電話
返済方法
  • スマホアプリ(カード無しでのATM返済)
  • アイフルATM
  • 提携ATM
  • コンビニ(Famiポート)
  • 銀行振込
  • 口座振替
最少返済額 4,000円(借入残高10万円以下)

返済のしやすいカードローンを選ぶ

カードローンの借り換え先は金利の低さだけでなく、返済のしやすさで決めるという選択肢もあります。

返済がしやすいとは、具体的に以下のような要素を含みます。

  • 返済方法の選択肢が多い
  • 返済できる場所が多い
  • 毎月の返済金額をおさえられる

返済方法が豊富だったり、自分の都合のいい場所で返済できたりすれば、返済する手間がかからなくて便利です。

また毎月の返済金額を少額におさえられれば、支払いの負担が軽くなって借金苦に陥ることを避けられます。

三井住友銀行カードローン

三井住友銀行カードローンは、メガバンクである三井住友銀行の提供するサービスです。

借り換え対応、借り換え専用などの商品ではありませんが、ローンの申し込みフォームに借入資金返済という利用目的欄の用意があります。

口座なしで申し込み可能であり来店不要担保・保証人不要必要書類はWEBから提出可能です。

また三井住友銀行の普通預金口座を持っていれば、キャッシュカードでも借入できます。

実質年率は100万円以下の融資でも最大14.5%という、一般的な消費者金融カードローンと比べて低めの金利です。

また借入方法・返済方法ともに、三井住友銀行ATMや提携ATMに対応しており、そのほかにもさまざまな返済・借入方法が選べます。

利用条件
  • 申し込み時に満20歳以上満69歳以下の方
  • 原則安定した収入のある方
  • 三井住友銀行指定の保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)の保証を受けられる方
借入可能上限額 10万円~800万円
借入利率 年1.5%~14.5%(実質年率)
借入方法
  • 三井住友銀行ATM
  • 提携ATM
  • カードローンWEBサービス(振込融資)
  • インターネットバンキング・テレホンバンキング(SMBCダイレクト)
  • 自動融資
返済方法
  • 三井住友銀行ATM
  • 提携ATM
  • 銀行振込
  • 口座振替
最少返済額 2,000円(借入残高10万円以下)
FP恩田雅之FP恩田
毎月の返済額を減らす、返済のみ行う、自分にとって便利な返済方法に変更するなど、借り換えの目的を明確にしてから申し込み先を選びましょう。

カードローン借り換えの申し込みから融資開始までの流れ

カードローン借り換えの申し込みから融資開始までの一般的な流れは以下のようになっています。

申し込み
インターネット(パソコン、スマートフォン)ローン契約機、店舗、電話など
支払口座の設定
本人確認書類の提出:インターネットでアップデート、郵送など
審査
審査の途中に勤務先へ在席確認の電話が入る
審査結果の連絡
申し込み時に記入したメールアドレス、もしくは電話
融資契約の手続きと融資開始
他社借入金額を返済

以下の必要書類をスムーズに提出できるようにあらかじめ用意しておきましょう。

必要書類とその種類
顔付きの本人確認書類
  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書
運転免許証を
持っていない方
  • パスポート(所持人記入欄があるもの)
    ※2020年2月4日以降に発行されたパスポートの場合、必要書類を追加する必要があります。
  • 住民基本台帳カード、特別永住者証明書
  • 在留カード
  • 公的証明書類(氏名・住所・生年月日あり)
  • 個人番号カード(表のみ)
収入証明書類
  • 源泉徴収票
  • 住民税決定通知書
  • 給与明細書
  • 確定申告書
  • 所得証明書
他社借り入れ条件等の
確認できる書類
  • 既存カードローン契約書
  • ATM利用明細書
FP恩田雅之FP恩田
一般のカードローンの申込に比べ、用意する必要書類の数が多くなります。申込前にしっかりと確認しておきましょう。

カードローン借り換えの審査に落ちやすい人の傾向

カードローン借り換えの審査に落ちやすい人には、共通する傾向がいくつかあります。

  • 個人信用情報に滞納の情報がある
  • 返済能力がない
  • 他社からの借入件数と金額が多い
  • 短期間で複数のカードローンに申し込んだ

ただしこれらの傾向は後に改善することが可能です。

どんな方がカードローン借り換えの審査に落ちやすいのかをチェックして、どうすれば通過できるのかを判断していきましょう。

個人信用情報に滞納の情報がある

カードローン借り換えの審査に落ちる主な理由の一つが、信用情報機関で管理・保管する個人信用情報に登録された履歴です。

個人信用情報では、クレジットカードやカードローンなどの利用、返済履歴、個人を特定する情報などが登録されています。

  • 本人を特定する情報
  • 契約内容に関する情報
  • 返済状況に関する情報
  • 申込みに関する情報
  • 取引事実に関する情報
  • その他の情報

クレジットカードやカードローンなどを利用するたびに登録されて、クレジットヒストリー(クレヒス)と呼ばれることもあります。

信用情報機関では、これらの個人信用情報をカード会社や消費者金融などから集めて保存し、同様に審査を行う際の判断材料として情報提供します。

過去に返済を滞納したことがある、債務整理などの金融事故を起こした履歴があると、審査の際に発覚して通過が難しくなるでしょう。

借りたお金を返済できない方が、今後も正常に返済できないと判断されるからです。

返済能力がない

借り換えにかぎらずカードローンの審査では、お金を貸した後の支払い能力の有無が審査通過に影響を与えます

返済能力の一般的な判断基準は以下のとおりです。

  • 勤続年数:長く働いているほど信用は高くなり、一般的に1年以上の勤務年数が望ましい。短いと生活が不安定ではないかと疑われやすい
  • 年収:高いにこしたことはないものの、安定性が重視される傾向にある
  • 職業:正規と非正規社員ならば、長期の雇用が見込める正規の方が評価は高い
  • 勤務先:働いて給料を得ることは返済能力を証明するための必須条件
  • 住居状況:一般的に持ち家の方が賃貸よりも返済能力の評価は高い

勤続年数1ヶ月、月収5万円で賃貸物件暮らしのアルバイトと勤続年数5年、年収300万円で自己所有の物件暮らしの公務員で比較したとします。

この場合、返済能力があると判断されるのは後者で、審査の評価も高いでしょう。

逆に前者は返済能力がないと判断される可能性が高いので、アルバイトの数を増やすなど収入状況を改善する対応をした方が、審査通過に有利です。

他社からの借入件数と金額が多い

他社からの借入件数と金額が多い場合、新規申し込み時の評価が低くなることを避けられません。

他社からの借入れは返済能力を判断するための重要な指標です。

年収に不足はなくても、他社借入件数や借入金額が多いことで収入に対する返済能力がないと判断されてしまいます

短期間で複数のカードローンに申し込んだ

短期間に複数のカードローンやクレジットカードに申し込むと、審査を受けたときにお金に困っていると判断されやすいです。

カードローンやクレジットカードに申し込みをした情報は、個人信用情報に6ヶ月間履歴が登録されます。

そのため6ヶ月以内に申し込みをした別のカードローン会社などに情報が伝わってしまうのです。

お金に困っているからお金を借りるのですが、あまりにもお金に困っている方にお金を貸せば返済不能となる恐れがあります。

その結果、貸し倒れになってはカードローン会社も困るので、あらかじめ不安のある方は審査でふるい落としているのです。

どんなにお金に困っていても、短期間に複数のカードローンに申し込むことは避けるようにしましょう。

FP恩田雅之FP恩田
借換えの申込に不安のある方は、申込を行う前に信用情報機関に自分の信用情報の開示請求をして確認することをすすめいたします。

カードローン借り換えの審査を通りやすくするコツ

カードローン借り換えの審査に通過するために、以下のコツをおさえて申し込みをしましょう。

  • 定職について安定収入を得る
  • 他社の借入額と件数をできるだけ減らす
  • 借入希望金額は必要範囲内でおさめる
  • 現在利用中の借金を延滞しないようにする
  • 申し込み事項を虚偽なく正しく記入する

審査落ちの履歴ができてしまうと次以降の審査が不利になる可能性があります。

カードローン借り換えの審査に申し込む前に、これから解説するコツを把握して早い段階から取り入れるようにしてください。

定職について安定収入を得る

借り換えにかぎらず、カードローンの審査では定職について安定収入があることが申し込み条件です。

安定収入とは毎月1回の収入が一定期間継続することで、給与所得などが挙げられます。

選ぶカードローンによって雇用形態や勤続年数など、安定収入をどのように得るのかも注目されるポイントです。

とくに銀行カードローンは安定・継続した収入を重視する傾向にあります。

審査通過の可能性を上げるために収入の上がる仕事をする勤続年数を長くすることを取り入れてみるといいでしょう。

他社の借入額と件数をできるだけ減らす

カードローン借り換えの審査を受ける前に、他社からの借入額と件数はできるだけ減らすことも重要です。

借入件数が複数ある方は、多重債務者を疑われてカードローン借り換えの審査通過が難しくなります

多重債務者は複数の会社から借入れをしていて、返済で生活が圧迫されている方のことです。

何社からの借入れで多重債務者になるのかの具体的な定義は公表されていませんが、他社からの借金が少なければ少ないほど審査は有利になるでしょう。

なおカードローン借り換えの審査で他社借入れと判断されるのは、消費者金融や銀行カードローンからの借入れだけではありません。

クレジットカードのキャッシング枠を利用した借入れも、貸金業法に準じるため他社借入れと見なされます。

可能なかぎり他社借入れの繰り上げ返済をして、借入残高や件数を減らしてから審査に申し込むことが重要です。

借入希望金額は必要範囲内でおさめる

借入可能枠が大きいほど審査が慎重に行われるので、必要範囲内の借入希望金額を申請した方が審査通過の可能性が高まります。

契約時の借入限度枠が低かったとしても、良好な取引を重ねて信用を積み上げれば、後で増枠申請が可能です。

また借入れできる金額が少なければ、計画性のない利用もできませんし、後で返済困難にならないというメリットもあります。

各カードローンの最高利用限度枠を見ると、とりあえず上限金額まで申し込みたくなるかもしれません。

しかし本当に必要な金額と負担なく返済できる金額をしっかりと見極めたうえで、借入希望金額を申請してください。

現在利用中の借金を延滞しないようにする

カードローンを借り換えるにあたり、現在利用中の借金に延滞がないことは絶対条件です。

すでにお伝えしようにカードローン借り換えの審査では、信用情報機関に申込者の個人信用情報を照会します。

そして個人信用情報の内容を確認して返済能力を判断するので、マイナスの印象を与える延滞などのトラブルは起こさないでください。

借金が延滞していることで、申込者はカードローン会社からの信頼を損ない、審査通過のハードルが上がるだけです。

審査に落ちて借入れができないことを避けるために、普段から延滞のないように返済期日をしっかりと守りましょう。

申し込み事項を虚偽なく正しく記入する

カードローン借り換えの審査に通過するために、申し込み事項を虚偽なく正確に記入することが求められます。

カードローン借り換えの審査を有利にしたい一心で、虚偽の記入をしたくなるかもしれません。

たとえば年収や雇用形態、勤続年数、他社借入金額、借入件数などです。

契約社員なのに正社員と記入したり、年収を実際よりも高い金額で記入したりするなどさまざまですが、虚偽の記入は高い確率で発覚します。

虚偽が発覚すれば、カードローン会社から「この申込者は信用力が欠ける」と判断されるでしょう。

審査落ちを避けられないだけでなく、今後一切そのカードローン会社の審査に通過できなくなります

申し込み事項に事実を記入したら不利になると思ったものの、隠さず正しい内容を伝えたら審査に通過できたなどのケースもあります。

FP恩田雅之FP恩田
審査に通るためには、現在の借金の延滞と申込事項の虚偽記載は絶対にやってはいけないことです。また、借入希望金額は、ご自身の収入と借換えによる借入先の削減を考慮して決めるようにしましょう。

まとめ

カードローンの借り換えがおすすめできる方の特徴は以下のとおりです。

  • 返済中のカードローンの金利が高いと感じている
  • 毎月のカードローンの返済金額を負担に感じている
  • 過去の借金でトラブルを起こしていない
  • 借り換えの目的が明確で借り換える前と後の比較検討ができている

カードローンの借り換えは、上手に活用すれば金利や毎月の返済金額、総返済額を減らせるメリットの多いサービスです。

借り換えのために審査を受ける、借り換え先の金利や返済条件をよく確認する必要はありますが、利用できれば今後の返済負担を軽減できます。

当記事を参考にカードローンの借り換えをぜひ前向きに検討してみてください。