三菱UFJ銀行バンクイックとは?バンクイックならではのメリットをわかりやすく解説

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実質年率 年1.8%~14.6%
限度額 1万円~500万円
審査時間 最短即日
  • 提携ATM利用手数料・時間外手数料が0円
  • 月々の最低返済額は1,000円から

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」は、銀行業総資産ランキング1位の三菱UFJフィナンシャル・グループに属する、三菱UFJ銀行のカードローンです。

バンクイック最大のメリットは、提携ATMが、返済・借入に関わらず手数料0円で利用できること。

またバンクイックを利用するために三菱UFJ銀行の口座を作る必要はありません

つまりバンクイックは、いつでも気軽にキャッシングできるのが売りの銀行カードローンです。

この記事では、バンクイックを利用する前に知っておきたい審査の特徴や利用するメリット、かしこい使い方をFP技能士監修のもとで解説していきます。

「バンクイックに申し込もうと思っているけど本当に大丈夫かな?」
「自分が選ぶべきカードローンはバンクイックであっているの?」

上記のような疑問を解決していくので、ぜひ最後まで読んでみてください。

まずはバンクイックの審査について解説します。

この記事の執筆者【FP】田中宏一郎
編集長田中
2020年に2級ファイナンシャル・プランニング技能士資格を取得。 これまでに5社の消費者金融カードローン(アコム・プロミス・アイフル・SMBCモビット・LINEポケットマネー)、3社の銀行カード...

バンクイックの利用条件からわかる審査の傾向

バンクイックの審査難易度とは

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の利用条件は以下のとおりです。

「バンクイック」の利用条件
  • 年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人のおさまで、保証会社(アコム(株))の保証を受けられるお客さま。
  • 原則安定した収入があるお客様

※外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。

これらの利用条件から、どんな人物がバンクイックの審査に通過できるのか、予想を立ててみました。

以下の条件を満たしている人が、バンクイックの審査に通りやすい人です。

バンクイックの審査に通りやすい条件
  • 30代・40代の安定した収入のある会社員
  • アコムの審査に通過し計画的に利用していた人

なぜそう言えるのか、具体的な理由を説明します。

バンクイックの利用者は働き盛りの30代・40代がメイン

三菱UFJ銀行の公式サイトには、バンクイックを利用している方の24.8%が30代、28.2%が40代と掲載されています。

バンクイック利用者の年代の構成比
20代 13.8%
30代 24.8%
40代 28.2%
50代 23.6%
60代 9.6%

実はこの数字、銀行カードローン全体でも同じことが言えるんです。

全国銀行協会の資料によれば、銀行カードローン利用者の中心は30代男性(27.2%)や40代男性(20.3%)とのこと。

これらの数字を見ると、20代の方や60代の方よりも30代・40代で今まさに働き盛りな方のほうが、バンクイックを利用できる可能性が高いです。

さて続いては、アコムが保証会社をしているという点に注目です。

アコムの審査に通過したことのある人はバンクイックを利用できる可能性が高い

銀行カードローンを利用するには、保証会社になっている消費者金融の審査を通過する必要があります。

銀行カードローン審査は2段構え

バンクイックの保証会社は大手消費者金融のアコム

つまりアコムの審査に通過したことのある方なら、アコムの保証を受けてバンクイックを利用できる可能性も高いのです。

銀行カードローン利用者の65.8%はカードローンを複数利用

「アコムを使っているのにバンクイックからも借りられるの?」

こんな心配をされる方もいるかもしれませんね。

ですが安心してください。

先ほど紹介した全国銀行協会の資料によると、銀行カードローン利用者の約65.8%は、カードローンを2社以上利用していることがわかりました。

アコムを計画的に利用してきた方なら、「すでにアコムを利用しているからバンクイックから借りるのは無理だろうな・・・」なんて思う必要はないですよ。

アコムから年収の3分の1に近い金額を借りている場合は難しい

ただしアコムから年収の3分の1に近い金額を借りている場合、バンクイックの審査通過は難しいでしょう。

なぜならバンクイックから、「この人はすでにお金を借りすぎている、貸したお金を返済する余力がもうない」と判断されるからです。

バンクイックは消費者金融カードローンの総量規制にならって、申込者の年収3分の1を超える金額を貸し付けない自主規制を行っています。

総量規制とは年収3分の1までにしか貸し付けできないルール

借入先がアコムであろうとなかろうと、年収3分の1に近い金額をすでに借り入れている場合、バンクイックの審査通過は難しいでしょう。

では次にもうひとつの利用条件、安定した収入のあるお客さまとはどんなお客さまなのかを解説します。

安定した収入とは継続している収入のこと

カードローンを利用するためには安定した収入が必要

フィンクル編集部では、安定した収入とは同じ勤務先から継続していただいている収入のことであり、高収入であることではないと考えています。

事実、銀行カードローン利用者の個人収入で最も多いのが、年収201万円から400万円(28.4%)なんです。

国税庁発表の統計では、平成30年の一人当たりの平均年収が432万円(非正規社員含む)でした。

つまり銀行カードローンの主な利用者は、高収入の人ではないとわかります。

毎月1回の収入が安定して継続しているなら、胸を張ってバンクイックの審査に申し込んでください。

なおバンクイックの審査についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。

パート・アルバイトも安定した収入があれば申込可能

パート・アルバイトで生計を立てている方も、安定した収入があればバンクイックを利用できます。

ただし会社員として働いている方と比べると、厳しく審査されるかもしれません。

実は銀行カードローンを利用している人の中で、パート・アルバイトの方は7%ほどなんです。

そのいっぽう消費者金融カードローンは、利用者の11%以上がアルバイト・パートの方です。

「金利が気になるから銀行カードローンで借りたいけど、審査が不安・・・」というパート・アルバイトの方は、無利息サービスのある消費者金融を利用するのも方法ですよ。

バンクイックならではの4つメリット

他のカードローンにはないバンクイックならではのメリットは、以下4つです。

他のカードローンにはないバンクイックならではのメリット
  • 提携ATMの利用手数料が0円
  • 土日祝でもテレビ窓口でカード受取可能
  • 電話連絡なしでも契約できる柔軟な審査対応
  • 毎月の最低返済額は月1,000円から

では、順番に解説していきます。

バンクイックのメリット①提携ATMの利用手数料が0円

バンクイックは全国各地のセブンイレブンに設定されたセブン銀行ATMのほか、ローソン銀行ATM、イーネットATM(ファミリーマートなどに設置)の利用手数料・時間外手数料が無料です。

急な出費で提携コンビニATMからお金をおろすとき、手数料が気になることって多々ありますよね。

バンクイックなら提携ATMの利用手数料が0円なので、預金をおろすよりもお得になるケースがあるんです。

同じ提携コンビニATMを使い、預金から1万円引き出す場合と、バンクイックから年利14.6%で1万円を借りて1週間後に返済する場合を比較してみました。

1万円の調達方法 ATM利用手数料 利息 手数料合計
預金から引き出す 110円~220円 0円 110円~220円
バンクイックから年利14.6%で借りて翌日に返済 0円 28円 28円

なんと、提携コンビニATMを使って1万円を引き出すよりも、バンクイックから1万円借りて1週間以内に返済するほうがお得だと判明!

提携ATMの利用手数料が0円のバンクイックならではのメリットです。

バンクイックのメリット②土日祝でもテレビ窓口でカード受取可能

バンクイックは、三菱UFJ銀行の店舗内に設定されたテレビ窓口を使って、土日祝でもカード受け取りが可能なカードローンです。

バンクイックは平日に申込を済ませておけば、土日にすぐ利用できる場合もあります。

ただしテレビ窓口でのカード受け取りは、審査回答後(申込後最短翌日)です。

バンクイックの審査自体は土日に実施されていないので、審査の申込は早めに済ませておきましょう。

バンクイックのメリット③電話連絡なしでも契約できる柔軟な審査対応

バンクイックの在籍確認は書類に切り替え可能カードローンの審査では、申込者が働いて収入を得ていることを確かめるために、申込者の勤務先に在籍確認の電話連絡が入ります。

カードローンに審査担当者から職場に電話されると聞くと、「カードローンに申し込んだことが職場の人にばれたらどうしよう・・・」と不安になりますよね。

そこでバンクイック(三菱UFJ銀行第二リテールアカウント支店)に直接問い合わせたところ、バンクイックなら職場への電話連絡なしで契約できる場合があることがわかりました。

バンクイックなら、社会保険証や給与明細書など、勤務先と申込者の名前が両方記載された書類の提出で在籍確認してもらえます。

書類で在籍確認してもらうなら、バンクイックに申し込んだ後すぐ、三菱UFJ銀行第二リテールアカウント支店に連絡して「職場に電話連絡しないでほしい」と相談してください。

なおバンクイックで在籍確認の電話なしにする方法は、以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。

バンクイックのメリット④毎月の最低返済額は月1,000円から

バンクイックの最低返済額は月1,000円から。

少ない返済額でコツコツ返済したい方にはうってつけのカードローンです。

銀行カードローンで10万円を借りたときの返済額を比較してみました。

カードローン名 10万円借りたときの最低返済額
三菱UFJ銀行カードローン
「バンクイック」
1,000円~
みずほ銀行カードローン 2,000円~
三井住友銀行カードローン 2,000円~
楽天銀行スーパーローン 2,000円~
オリックス銀行カードローン 3,000円~

ご覧の通り毎月の最低返済額は、バンクイックが最も返済しやすい金額となっています。

さて、バンクイックのメリットがわかった後は、実際にお金を借りる方法を確認しておきましょう。

続いては、バンクイックの借入方法を解説します。

バンクイックの借入方法は2種類

バンクイックの借入方法は、ATMを使った借入と三菱UFJ銀行口座への振込の2種類です。

それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

借入方法 メリット デメリット
ATM
  • 1000円単位で細かく借入可能
  • 全国の三菱UFJ銀行ATM、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、イーネット銀行ATMが手数料無料
  • 借りたいと思ったその場で借入可能
  • カード発行のためにテレビ窓口に来店が必要
  • カードを持ち歩く必要がある
振込
  • 三菱UFJ銀行の口座があればカード発行をしなくても借入可能
  • 来店不要で借入可能
  • 三菱UFJ銀行の口座が必要
  • 振込依頼から着金までにタイムラグがある
  • 1万円単位でしか借入できない

スグに現金で借入したいならATM、カードローン専用のカードを持ち歩きたくないなら振込で借り入れるのがベストです。

つづいては、バンクイックの返済方法を見ていきましょう。

バンクイックの返済方法は3種類

バンクイックの返済方法は3種類用意されており、利用者のサポートも充実しています。

バンクイックの返済方法
  • 自動支払い
  • ATM
  • 銀行振込

それぞれの返済方法の特徴を表にまとめました。

返済方法 特徴
自動支払い
(口座引落)
  • 三菱UFJ銀行の本人名義の口座がある場合のみ可能
  • 自分で指定した返済日当日の19時までに入金すればOK
ATM
  • 三菱UFJ銀行ATMまたは提携コンビニATMで利用可能
  • ATM利用手数料・時間外利用手数料は無料
銀行振込
  • 返済専用の振込口座に返済額を振込
  • 返済額の入金額が15時以降になる場合、翌平日窓口営業日扱いになる
  • 三菱UFJダイレクトなら手数料無料

順番に解説していきます。

自動支払い(口座引落)

口座引落なら、毎月自動で返済できるので、返済忘れがなくて安心です。

自動支払いによる返済方法を希望する場合は、カード発行時に案内するご利用ガイド&自動支払依頼書に付属の依頼書から申込手続きを行ってください。

なお自動支払依頼書は、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の公式サイトからダウンロードが可能です。

返済日が近づいてきたら、返済額が引落口座に入っているか、必ず確認しておきましょう。

ATM

バンクイックのメリットでもお伝えしたように、バンクイックはATM利用手数料・時間外利用手数料が無料。

バンクイックの返済ができるATM、利用可能な時間帯、硬貨の取り扱いは以下の通りです。

三菱UFJ銀行ATM コンビニATM
利用可能なATM 三菱UFJ銀行ATM
  • Enetマークのある提携コンビニATM(ファミリーマート、ポプラ、Dailyなど)
  • ローソン銀行ATM
  • セブン銀行マークのあるATM
利用可能な時間帯 0:00~23:50
※毎週月曜日の1:00~5:00、毎月第2土曜日の21:00~翌朝7:00を除く
ATM利用手数料 無料
硬貨の取り扱い 平日8:45~18:00
※一部無人ATMでは硬貨の取り扱いなし
硬貨の取り扱いなし

銀行振込

バンクイックは、三菱UFJダイレクト(インターネットバンキング)から銀行振込で返済可能です。

さらに三菱UFJダイレクトからの返済は手数料無料

ただし他行口座から銀行振込で返済する場合、振込手数料は利用者負担になるため、バンクイックのカードを使ってATMから返済するほうがお得です。

三菱UFJ銀行の口座がない方は、スマートフォンアプリ「スマホ口座開設」で三菱UFJダイレクト(インターネットバンキング)に申し込んでおきましょう。

返済日は2パターン

なおバンクイックの毎月の返済日は、以下2つのパターンがあります。

返済期日 特徴
35日ごと
  • 初回借入日の翌日から35日以内に返済
  • 2回目以降は直近の返済翌日から35日以内
    ※自動支払いの場合は選択不可
毎月指定日
  • 希望する日時を選んで返済
  • 指定日の14日前から指定日の間に返済すると、その月の毎月返済分に充当される

いずれの場合も、返済期日が土・日・祝日の場合など休業日にあたる場合には、翌営業日が返済期日です。

バンクイックの返済についてさらに詳しく知っておきたい場合は、以下の記事をご確認ください。

では最後に、バンクイックの金利について確認しておきましょう。

バンクイックの金利は年1.8%~14.6%

バンクイックの金利とは

バンクイックの金利は年1.8%~14.6%。

利用者に設定された利用限度額によって、以下のように変動します。

利用限度額 基準金利
500万円以下 400万円超 年1.8%~年6.1%
400万円以下 300万円超 年6.1% ~年7.6%
300万円以下 200万円超 年7.6% ~年10.6%
200万円以下 100万円超 年10.6% ~年13.6%
100万円以下 10万円以上 年13.6% ~年14.6%

例えば30万円しか借入残高がない場合でも、利用限度額が300万円であれば年7.6%〜年10.6%で金利が適用されます。

バンクイックの金利とその他のカードローンの金利を比較

ではバンクイックの金利は、他社と比べて高いのでしょうか低いのでしょうか。

他社のカードローンと比べてみました。

カードローン名 金利(実質年率)
三菱UFJ銀行カードローン
「バンクイック」
年1.8%~14.6%
他行
みずほ銀行カードローン 年2.0%~14.0%
三井住友銀行カードローン 年1.5%~14.5%
楽天銀行カードローン 年1.9%~14.5%
りそな銀行カードローン 年1.99%~13.5%
オリックス銀行カードローン 年1.7%~14.8%
イオン銀行カードローン 年3.8%~13.8%
じぶん銀行カードローン 年1.48%~17.5%
賃金業者カードローン
プロミス 年4.5%~17.8%
アコム 年3.0%~18.0%
SMBCモビット 年3.0%~18.0%
レイク 年4.5%~18.0%
三菱UFJニコス
(ローンカード)
年6.0%~17.6%
セディナ(For Life DX) 上限18.0%

上の表からも分かるように、バンクイックの金利設定は消費者金融のカードローンと比べると圧倒的に低めです。

ところが銀行カードローンのなかでは、バンクイックより金利が低めなカードローンもあることがわかります。

金利が低めなカードローンをお探しの方は、以下の記事も参考にしてください。

バンクイックの金利を他社カードローンと比較した結果を踏まえると、バンクイックの金利は、銀行カードローンのなかでは標準的と言えそうです。

バンクイックの金利についてさらに詳しく知りたい方は、バンクイックの金利について解説した以下の記事を参考にしてください。

三菱UFJ銀行バンクイックの詳細情報

実質年率 年1.8%~14.6%
限度額 1万円~500万円
審査時間 最短即日
融資時間 最短翌日
対応コンビニ セブンイレブンローソンファミリーマートイーネット
申込方法 WEB電話ローン契約機店頭
申込資格 年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人のお客さまで、保証会社(アコム㈱)の保証を受け られるお客さま。 原則安定した収入があるお客さま。 ※外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。
必要書類 本人確認書類(現住所の記載された運転免許証・健康保険証・パスポート等) 収入証明書(利用限度額が50万円超の場合)
担保・保証人 不要
借入方法 口座振込、提携ATM
返済方式 残高スライドリボルビング方式
返済日 35日ごと・毎月払いから選択
返済方法 口座振替、提携ATM、銀行振込
会社名 株式会社三菱UFJ銀行