推し活女子470人に調査!推し活はいくらかかる?推し活歴15年の筆者が紹介

更新日:2024.04.16 投稿日:2023.07.13
推し活はいくらかかる?
20代男性困り顔
推し活にどれくらいお金を使うのが妥当なの?
カードローンの審査に落ちた20代女性
推し活にお金を使いたいのに、お金が無い・・・

アイドルを応援する方にとって、推しは生活に無くてはならない存在ですよね。

いっぽう推し活は範囲が広く、急な出費も多いため出費がかさみます。

周りの人がどれくらい推し活にお金を使っているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

そこでフィンクル編集部では推し活をする女性470人に、推し活費に関するアンケートを取りました

この記事では、年間10回ほど推しのライブに行く筆者が、以下の内容を紹介します!

この記事の執筆者フィンクル編集部
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1ヶ月あたりの推し活費で一番多いのは1万円台

1ヶ月あたり推し活費は、470人中125人の方が、1万円以上2万円未満と回答しました。

割合に換算すると、4分の1程度です。

1ヶ月あたりの推し活費を費用別に示すと、以下のとおり。

oshikatu_1month

1万円台の次に多かったのは、5千円〜9千円台でした。

また表から1万円未満が全体の48.4%を占めているとわかります。

推し活費は収入や属性によって左右されると考えられるのではないでしょうか。

つぎに収入や住まい別の推し活費を紹介します。

収入や住まいによって推し活費は変わるのか

今回の調査では、収入が低いほど推し活にかけられる金額が少ないとわかりました。

はじめに470人の収入別内訳をご覧ください。

1ヶ月の手取り収入 人数 全体に占める割合
10万円未満 183人 38.9%
10万円以上20万円未満 143人 30.4%
20万円以上25万円未満 85人 18.1%
25万円以上30万円未満 38人 8.1%
30万円以上35万円未満 10人 2.1%
35万円以上40万円未満 3人 0.6%
40万円以上50万円未満 1人 0.2%
50万円以上 7人 1.5%

上記から38.9%の女性が、1ヶ月あたりの手取りが10万円未満だとわかりました。

そこで人数が多い手取り収入の、上位3位までに限定し、それぞれの推し活費をまとめました。

oshikatu_syunyu

手取り収入が10万円未満の方は、65%以上が1ヶ月あたりの推し活費が1万円未満だとわかります。

また以下の住まいによっても、1ヶ月あたりの推し活は変化します。

住まい
  • 家族と同居(既婚)
  • 家族と同居(未婚)
  • 1人暮らし

住まいごとに1ヶ月あたりに使う推し活費の人数を、以下にまとめました。

1ヶ月あたりの推し活費 家族と同居(既婚) 家族と同居(未婚) 1人暮らし
3,000円未満 47人 17人 12人
3,000円以上5,000円未満 40人 14人 5人
5,000円以上10,000円未満 44人 28人 20人
10,000円以上20,000円未満 54人 43人 28人
20,000円以上30,000円未満 24人 15人 13人
30,000円以上50,000円未満 10人 15人 11人
50,000円以上100,000円未満 1人 10人 11人
100,000円以上 0人 3人 5人
合計 220人 145人 105人

住まいごとに推し活の割合をまとめると、以下のとおり。

oshikatu_sumai

上記のグラフから家族と同居(既婚)のうち約60%の方が、1万円未満だとわかります。

いっぽう1人暮らしの方は、3万円以上使う方が25%を占めているのです。

以上から家族と同居(既婚)の方は、家族分の生活費や子どもの教育費など、家族のために使う費用が多いと考えられます。

月の推し活費がわかると、どのような項目にお金を使っているのか気になりますよね。

次に推し活費の項目について、紹介します。

推し活で一番お金がかかる項目はライブや舞台に関連する費用

推し活で1番お金を使っている項目で一番多かったのは、ライブや舞台に関連する費用でした。

項目別の人数をグラフに表すと、以下のとおり。

oshikatsu_koumoku

上記から推しを観られる唯一の機会に、お金を使う方が多いとわかります。

年に何回ライブに行くかアンケートをとると、以下の結果になりました。

oshikatu_live

上記のグラフからわかるように年1~2回が約半数を占めていました

ライブで使う主な費用は以下のとおり。

ライブで使う主な費用
  • チケット代
  • グッズ代

次にチケットやグッズに使う費用について紹介します。

チケットやグッズ代は年間1〜4万円台の人が多い

チケットやグッズの年間利用金額は、以下のとおり1~4万円台が一番多いです。

live_hiyou

チケット・グッズにかかる費用は、ライブに行く回数と関係します。

1年間でライブに1〜2回行きたいと考えている人は、1〜4万円程度準備しておくとよいでしょう。

しかし他県の会場に行くとき(遠征)は、宿泊費・移動費もかかります

次に遠征にかかる費用を紹介します。

遠征にかかる費用はどれくらい?

遠征にかかる費用は50,000円以上100,000円未満と回答した方が1番多いです。

”直近1年間で他県にライブへ行ったか”のアンケート結果では、470人中215人が「はい」と回答しました。

チケット代・グッズ代を除く遠征費の回答結果は以下のとおり。

直近1年間で他県へライブに行った時に掛かった費用
※チケット代・グッズ代を除く
人数
10,000円未満 30人
10,000円以上30,000円未満 45人
30,000円以上50,000円未満 41人
50,000円以上100,000円未満 50人
100,000円以上300,000円未満 39人
300,000円以上 10人
合計 215人

近隣の県に行く場合は交通費のみで済みますが、遠方の場合宿泊費も伴ってきますよね。

そのため5万円以上10万円未満の方が一番多いと考えられます。

推し活で利用している決済方法

推し活費の主な支払方法を調査すると、470人中299人がクレジットカードでした。

oshikatu_shiharai

キャッシュレスが進むなかで意外と多かった支払い方法が、現金支払い。

使い過ぎを防ぐために、現金を使う人も一定数いるのかもしれませんね。

クレジットカード決済と回答した人は、カードを使う理由として以下の意見がありました。

カードを使う理由
  • ポイントが電話代(楽天モバイル)につかえるから(楽天カード/50代)
  • イオンを日常的に使っているからです。(イオンカードセレクト/40代)
  • 全て楽天カードで決済しているから(楽天カード/20代)
  • 遠征に使う旅費のポイントを貯めるため(JTB旅カード/20代)

クレジットカード利用者を対象に、利用しているクレジットカードを回答してもらうと、299人中155人が楽天カードでした。

さらにクレジットカードを利用する理由は、299人中192人がポイント還元率と回答しています。

推し活を楽しむには少なからずお金が必要ですよね。

とはいえ急にお金は増えないのが現実・・・

最後に自分の収入内で、推し活を楽しむ方法について紹介します。

推し活費を確保する方法

この見出しでは筆者が実践している、推し活費を確保する方法について紹介します。

推し活費を確保する方法
  • 固定費の見直し
  • CD・DVDはポイントが貯まる通販サイトで購入する
  • 生活費の一部はクレジットカードで貯めたポイントを活用する
  • 遠方へライブへ行く場合はツアーパックを利用する

固定費の見直し

推し活費を確保するために、一番手っ取り早いのが固定費の見直しです。

固定費で比較的削りやすいのは以下の2点です。

固定費で比較的削りやすいもの
  • 携帯代
  • 光熱費

大手のプランを利用している人は、比較的基本料金が安いプランへの乗り換えを検討しましょう。

筆者も携帯を大手キャリアから格安スマホへ乗り換えをし、1ヶ月あたり2,000円~3,000円安くなりました

さらに光熱費は還元率の高いクレジットカード払いに切り替え、ポイントを貯めています。

光熱費は1.0%以上ポイントが貯まるクレジットカードで決済すると、ポイントを支払いにも充てられますよ。

光熱費の支払いで1.0%以上ポイントが貯まるクレジットカードは、以下のとおり。

クレジットカード ポイント還元率
リクルートカード 1.2%
JCBカードW 1.0%

年間金額に換算すると、20,000円以上の節約です

20,000円あればライブに1~2回行けるかもしれません。

CD・DVDはポイントが貯まる通販サイトで購入する

CD・DVDはポイントが貯まる通販サイトを利用しましょう。

サイトによってはポイントが貯まるうえに、定価よりも安く買える場合があるのです。

筆者はCDやDVDの発売が発表されると、楽天市場で楽天カード決済をしています。

たとえば税込12,800円の商品を購入すると、以下のとおり3.5%のポイントが還元されます。

貯めたポイントは楽天市場の買い物にも使えてお得です!

ただしポイントを利用した分は、ポイントが付かないため、おすすめしません。

筆者は貯めたポイントを、日用品の購入に充てています

生活費の一部はクレジットカードで貯めたポイントを活用する

クレジットカードで貯めたポイントはコンビニやスーパー、ドラッグストアで利用できる場合があります。

主なクレジットカードのポイント利用例は、以下のとおり。

クレジットカード ポイントが利用できる店舗例
楽天カード
  • ファミリーマート
  • マクドナルド
  • ダイコクドラッグ
  • ツルハドラッグ
  • ジョーシン
dカード
  • ライフ
  • ローソン
  • マツモトキヨシ
  • MARUZEN&ジュンク堂書店

ポイントをうまく活用して生活費を節約すると、推し活に充てられる費用も増えます

弊社の編集部で運営している”クレワン”では、生活をお得にするクレジットカードに関する記事を提供しています。

遠方へ行く場合はツアーパックを活用する

イベントなどで遠方へ遠征に行く場合は、宿と交通チケットがセットになった”ツアーパック”がおすすめです。

というのも通常の値段よりも安く予約が取れるため。

楽天Travelじゃらんnetなどさまざまなサイトで検索すると、一番安く泊まれる方法が見つかります。

ツアーパックを利用した場合、予約サイトでポイントが貯まるため次回の予約もお得にできます

利用しているクレジットカードがある場合は、カード会社が運営している旅行サイトでの予約がお得です!

クレジットカードと旅行サイトのお得な組み合わせは、以下のとおり。

クレジットカード 旅行サイト 還元率
楽天カード 楽天トラベル 2.0%
リクルートカード じゃらんnet 3.2%
JCBカード JCBトラベル 国内宿泊オンライン予約 3.0~5.0%

上記のクレジットカードについての記事は、以下のとおり。

まとめ

最後にアイドルを応援する女性の推し活費についてまとめました。

女性の推し活費
  • 1ヶ月でかかる推し活費のボリュームゾーンは、1万円以上2万円未満
  • 1ヶ月の推し活費は収入や住まいに影響する
  • 推し活で一番お金がかかる項目は、ライブや舞台に関連する費用
  • チケットやライブのグッズに使う費用は、年間1~4万円台の人が多い
  • 年間の遠征費は5万円以上10万円未満の人が多い
  • クレジットカードを使って生活費を節約すると、推し活費を確保しやすくなる

生活に負担がかからない範囲で、推し活を楽しみましょう!