消費者金融の返済が遅れそうなときの対処方法と解決策

投稿日:2021.07.21 更新日:2021.09.30
消費者金融の返済が遅れそうなときの対処方法と解決策

「会社が倒産してしまった」
「交通事故で大けがした」

このようなトラブルによって安定した収入が得られなくなることはあると思います。

そうなると、毎月順調だった消費者金融への返済も「今月から返せそうにない場合どうしたらいいの?」と不安になりませんか?

また、上のようなトラブル以外にも、「うっかりしていて返済期限が過ぎてしまった」「返済する気がない」など返済が遅れる理由は人によってさまざまです。

この記事では以下の3つについて解説します。

  • 返済に遅れるとどうなるか
  • 返済が遅れたときの対処法
  • 返済に遅れないためにどうすればいいのか

消費者金融での返済の不安を払拭し、安心して消費者金融を利用できる内容です。

返済に遅れて困っている人、これから消費者金融の利用を考えている人はぜひ最後まで読んでください。

この記事の執筆者【ライター】黒木
ライターの黒木
大学生時代に多額の借金を抱えた過去があり、お金の使い方について勉強中です。 カードローン利用の経験を活かし、みなさんの役に立つ記事を書いていきます。  ...
この記事の監修者【FP】馬場愛梨
FP馬場愛梨
自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強。 銀行にてカードローンやクレジットカードなどの金融商品を扱う窓口営業部門に所属。 その後も保険や不動産など、お金...

返済が遅れるとどうなる?

返済期限が過ぎた場合、ペナルティが発生します

返済期限を過ぎたことで発生するペナルティは以下の4つです。

  • 信用情報に傷がつく
  • 延滞料金が発生する
  • 残りの返済分を一括請求される
  • 消費者金融カードローンの利用ができなくなる

信用情報に傷がつく

どの消費者金融カードローンでも、返済に遅れたら延滞の事実が個人の信用情報に記録されます。

信用情報とは、クレジットやローンの契約や申し込みに関する情報のことで、客観的な取引事実を登録した個人の情報です。

信用情報機関に保管された個人の信用情報は、クレジットカードや住宅ローンなど、ローンを組む際の審査時に金融機関が照会するのです。

もし照会された情報の中に、返済に遅れた事実があると審査に通らない可能性が高くなります

遅延料金が発生する

返済期限を過ぎた翌日から遅延損害金が発生します。

遅延損害金とは、返済に遅れた場合に支払わなければいけない損害賠償のことです。

利息のように遅延している元金に対して一定の利率で割りだされます。

遅延損害料金の計算方法は以下のとおりです。

借入残高×遅延損害金年率÷365日×遅延日数=遅延損害金

上の計算方法をもとに、計算してみましょう。

借入残高10万円、遅延損害金年率20.00%、返済期日の翌日から10日経過の場合の遅延損害金は以下のとおりです。

10万円×20.0%÷365日×10日=548円

このように残高が多く、滞納期間が長くなるにつれて遅延損害金は高額になっていきます

遅延損害金は、返済日に支払うべきだった金額と遅延損害金を支払うまで発生し続けるので注意してください。

残りの返済分を一括請求される

消費者金融からの催促や督促状を1~2ヶ月無視すると一括請求を求められます。

返済期限を過ぎても返済していないと、利用している消費者金融から催促の電話や家に督促状が届きます。

一括請求を求められている時点で、信用情報に傷がついている(ブラックリスト)可能性が高いです。

そのため、他の消費者金融に借入を申し込んでも審査に通らないでしょう。

消費者金融カードローンの利用ができなくなる

消費者金融カードローンは、返済途中でも限度額の範囲内なら追加で融資を受けれます。

しかし返済期限に遅れてしまうと、限度額に余裕がある状態でも追加で融資を受けられなくなる可能性が高いです。

これは消費者金融カードローンに限った話ではなく、クレジットカードなど、他のローンも利用できなくなるおそれがあるのです。

FP馬場FP馬場
消費者金融でお金を借りて、もし返済期日に間に合わなかった場合には、さまざまなデメリットがあります。「銀行残高の確認不足」のようなミスでたった1日遅れただけでも、ペナルティが発生します。
何も対応も取らずに放置していると、最悪の場合は裁判所から通知が来て、財産を差し押さえられてしまうことも。職場に連絡されて給与から強制的に返済分を引かれるようになったり、マイホームを手放す羽目になったりする方もいます。
時間が経てば経つほど事態が悪化していくため、できるだけ早い段階で対処することが大切です。

ここまで説明したとおり、返済に遅れてしまうと多くのデメリットが発生し、生活を圧迫させます。

もし返済に遅れそう、また遅れたとしても対処方法があるので次の目次で解説していきます。

返済に遅れそう・遅れたときの対処方法

返済に遅れそう・遅れたときの対処方法はあります。

「今月急な出費がでて返済できそうにない」
「返済するの忘れて返済期限過ぎちゃった」
「会社が倒産してしばらく返済できそうにない」

理由はさまざまですが、返済が遅れる場合はあると思います。

そのような人たちに向けて、返済が遅れるときの対処方法を返済期限前と返済期限後にわけて解説していきます。

返済期限前

返済期限前に「返済できない」とわかったときにとれる対処方法は以下の4つです。

  • 事前に連絡
  • 返済期限の変更
  • 生活費の見直し
  • クレジットカードの支払いを分割する

ではそれぞれ解説します。

事前に連絡

まずは返済が遅れるとわかったら、いち早く利用している消費者金融カードローンに連絡することです。

「怒られそう」「迷惑かけそうで嫌」そんなことはありません。

消費者金融からすると返済が遅れそうなとき、連絡なしに放置されるより事前に連絡をもらった方がありがたいのです。

会社によって対応は異なりますが、返済額の減額や返済期限の変更などを提示してくれます。

なので返済が遅れそうであれば、利用している消費者金融に連絡してみてください。

返済期限の変更

毎月の返済日を変更し、返済を先延ばしにする方法があります。

たとえば返済期限が毎月5日の場合、「5日には返済間に合わないけど10日には間に合う」という状況だとします。

この方法は、実際に私がアイフルを利用しているときにとった対処方法です。

今月返済期限までに返済できないとわかっていたので、その月だけ返済期限を10日にして、次の月からは今までどおりの5日払いに戻すというやり方でした。

アイフルのよくあるご質問より、WEBで返済日の変更はできますか

返済期限を変更して先延ばし、返済期限を守ることができるのです。

実はこの方法、アイフルに返済が遅れると事前に連絡し相談したときに提案してくれた返済方法なのです。

このように、利用している消費者金融に連絡して相談すると解決するかもしれないので、まずは連絡することが大切です。

生活費の見なおし

消費者金融の延滞は今後の生活に大きく響きます。

なので毎日の食費、交通費、消耗品などの細かい節約をおこない、浮いたお金を返済にまわしましょう。

小さな積み重ねで、返済の負担が軽減されるはずです。

また返済日までに余裕があるのなら、私物のブランド物や電化製品を売るのもひとつの手です。

クレジットカードの支払いを分割する

「クレジットカードの支払いが多くて消費者金融の返済ができない」という方にとっておきの方法があります。

その方法とは、”あとから分割”という方法です。

クレジットカードを利用する際、一括払い、分割払い、リボ払いなどの支払方法を指定しますが、”あとから分割”に対応しているクレジットカードであれば、支払いした後でも分割払いにできます。

つまり、クレジットカードの支払い額を分割して翌月以降に支払えるのです。

ただし”あとから分割”を利用する際の注意点がいくつかあります。

  • “あとから分割”に対応しているクレジットカード会社か確認
  • 分割3回払いから手数料がかかる
  • クレジットカード会社によっては分割できる金額が設定されている

ほとんどのクレジットカードでは3回払い以上の分割にすると手数料がとられてしまうので、気をつけてください。

また1万円以下の利用は、”あとから分割”ができないクレジットカード会社もあるので確認しないといけません。

数日返済期限が過ぎてしまった

返済期限に過ぎてしまったときの対処方法は以下の2つです。

  • 返済する意思がある場合すぐに連絡
  • 返済期限の変更

返済する意思がある場合すぐに連絡

返済期限を過ぎたことに気づいたらすぐに利用している消費者金融へ連絡してください。

また滞納してから数日経過すると、利用している消費者金融から催促の連絡、家に督促状の通知が来ます。

催促の連絡、督促状通知が来た際は必ず、利用している消費者金融に連絡しましょう。

利用している消費者金融に連絡することで、相談にのってもらいいろいろな解決方法を見いだしてくれます。

もし催促の連絡や督促状がきて怖いからといって返済期限過ぎているのに連絡しない、連絡がきても無視するといった行動をとってしまうと「返済する意思がない」と判断されます。

そうすると一括請求を求められたり、信用情報に傷がついたりとデメリットしかありません。

連絡をすることは、”返済する意思がある”ことを示す行動でもあるのです。

返済期限の変更

返済期限が過ぎても、返済期限の変更が可能な消費者金融カードローンの会社はあります。

毎月5日が返済期限だけど、忘れていた。気がついたら6日になっていた。

なんてうっかりしてしまったときなどに返済期限の変更をおこなってください。

また返済期限の変更などは利用している消費者金融への連絡、相談が大前提です。

とくに返済期限が過ぎている場合は、いち早く利用している消費者金融に連絡してください

返済できない場合

返済期限が過ぎて返済できない場合は、以下の2つの方法があります。

  • 専門家に相談
  • 債務整理する

それでは解説していきます。

専門家に相談

返済できる見込みがないのなら弁護士、司法書士などの専門家に相談するのがいいでしょう。

借入残高が返済できない状態のまま一人で悩んでいてもなにも解決しません。

消費者金融からの借入について詳しい専門家に相談することで、債務整理をする際の手助けやアドバイスがもらえます。

また無料で相談を受けている事務所もあるので、まずは相談をしてみましょう。

債務整理をする

債務整理とは法的に支払えない借入残高を減額、もしくは借入残高を支払えないことを認めてもらい返済の責任を免れる手続きのことです。

債務整理とは主に「任意整理」「個人再生」「自己破産」という三種類の方法がありますので、各メリット、デメリットを紹介します。

任意整理

任意整理とは、借入している貸付会社に対して借金の一部(おもに利息)を減額してもらう手続きのことです。

メリットとデメリットを紹介していきます。

任意整理のメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
  • 貸付会社からの催促が止まる
  • 家族や会社にバレずに手続きができる
  • 整理することで精神的負担が軽減される
  • 高い利息で借りていた場合借金が減額される
  • 過払い金が発生する可能性がある
  • 手続きに費用がかかる
  • 信用情報に傷がつき、5~10年新たな借入ができなくなる
  • 安定した収入が必要
  • 任意なので借金を減らせる額が少ない

任意整理することで借金返済の見通しが立てられ、金銭的、精神的負担は軽減されますがデメリットも発生します。

個人再生

個人再生とは裁判所に返済不能を申し立て、借金を減額してもらう手続きのことで、原則3年(最長5年)の期間で返済していきます。

任意整理に比べると、借金の減額は大きいです。

個人再生のメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
  • 貸付業者からの催促が止まる
  • 借金の理由が問われない
  • 借金を1/5~1/10までに減額できる
  • 原則的にマイホームを残せる
  • ローンが終わっていれば車も残せる
  • 任意整理と比べて借金を減らせる額が大きい
  • 手続きが複雑で費用と時間がかかる
  • 信用情報に傷がつき、5~10年新たな借入ができなくなる
  • 安定した収入が必要
  • 官報に掲載される

個人再生には審査があります。

継続して安定した収入がないと、審査は通りにくいです。

手続きもかなり複雑になるので、個人再生を考えている方は一度弁護士に相談や司法書士に相談することをオススメします。

自己破産

自己破産とは裁判所に借金返済の見込みがないことを認めてもらい、法律上借金の支払いが免除される手続きのことです。

自己破産は借金が返せなくなったときの最終手段です。

自己破産のメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
  • 貸付業者からの催促がなくなる
  • 借金がなくなる
  • 収入がなくてもできる
  • 家や車などの財産を失う
  • 保証人、連帯保証人が借金の返済を求められる
  • 官報に掲載される
  • 家族にバレる

自己破産を申請しても、必ずしも借金がなくなるわけではありません。

裁判所による審査に通過しないと受理されませんので、返済できないほどの借金を抱えていると判断される必要があります。

自己破産はあくまで最終手段です。

借金はすべて無くなりますが、その分デメリットも多くあるのを覚えておいてください。

自己破産の手続きは自分でなんとかできるものではないので、弁護士など専門家に相談してみるのがいいでしょう。

三種類の債務整理の方法をお伝えしましたが、あくまでも債務整理は最終手段だと思ってください。

返済期限を過ぎてしまったときの対処方法を解説しましたが、共通していえることは、返済に遅れたすぐに相談することです。

返済が遅れそうなら利用している消費者金融に相談を、返済できないなら弁護士や司法所になどの専門家に相談をしましょう。

一人で悩んでいてもなにも解決しないので、返済で悩んだときは相談することからはじめてください。

FP馬場FP馬場
「今回の返済は難しいかもしれない」と思った時点で、できるだけ早く利用中の消費者金融に連絡を入れましょう。また、消費者金融から電話が来たら必ず出るか掛け直す、郵便物が来たら必ず開封して中身を読んで連絡を入れるといったことも大切です。
どうにも返せなくて困ってしまったら、弁護士や司法書士を頼るのも1つの方法です。費用が気になるかもしれませんが、市区町村役場の法律相談、法テラス(日本司法支援センター)、消費生活センター、日本クレジットカウンセリング協会など公的機関でも相談でき、無料で対応してもらえる場合もありますよ。
「どうしよう」と焦ってパニックになってしまうかもしれませんが、対応策は存在します。落ち着いて冷静に対処しましょう。

では返済期限を遅れず済むように消費者金融を利用するには、どうしたらいいでしょうか。

計画的に返済できる3つの解決策

返済期限を遅れずに済むように消費者金融を利用するには、計画的に返済していく必要があります。

計画的に返済するための解決策を3つ紹介していきます。

  • 返済計画を明確に
  • 必要以上に借入しない
  • 生活水準の見なおし

それでは解説していきます。

返済計画を明確に

消費者金融を利用している、利用を考えているのなら必ず返済計画を立てることです。

返済計画とは、毎月の返済額や金利、また何年で借入金を完済できるかの計画を立てることです。

計画を立てる際には以下のことを明確にしておきましょう。

  • 借入金額
  • 借入残高(現時点で残っている借金の残高)
  • 毎月の返済額
  • 次回返済日
  • 完済にかかる日数
  • 返済時の利息

返済計画をしっかりおこなえば、余裕ができ返済負担が軽減されます。

返済計画を立てる際は借入残高、金利、返済方法など情報を入力することで返済総額や完済期間がわかる計算ソフトの返済シミュレーターを使って、返済計画を明確にしましょう。

プロミスの返済シミュレーションの画面

必要以上に借入しない

必要以上の借入はしないでください。

必要以上に借りると返す額も多くなり、返済負担が増えます。

消費者金融を利用すると貯金のような感覚になることがあります

実際に私は消費者金融を利用したとき、この感覚になり必要以上の借入をしてしまいました。

最初に借りようと思っていた金額の3倍ほど多く借入をしてしまい、その後の返済に苦しみ、私生活が圧迫しました。

また必要以上に借入すると、いざお金が欲しいときに借入できなくなります。

なので必要以上に借入せずに余裕をもって消費者金融を利用してください。

生活水準の見なおし

返済が苦しいのであれば、返済のためにできる節約をしてみてください。

たとえば毎日の生活を見なおしてみましょう。

外食多いのであれば自炊を心がけてみたり、電車など公共交通機関を利用する際は一駅歩いて交通費を抑えたりするなど、小さな積み重ねにより圧迫していた借金の返済が少しだけ軽くなるはずです。

他にも家賃の低いところに引っ越す、一人暮らしから実家暮らしにするのもひとつの手です。

毎月の出費で一番といっていいほど高額なのが家賃だと思います。

この家賃を抑えることでかなり返済にまわせるはずです。

FP馬場FP馬場
そもそもなぜ返済期日に遅れそうになってしまったのか、同じことの繰り返しにならないよう原因を考えて対策しておきたいところです。
返済期日をつい忘れてしまう場合は「消費者金融のメール通知サービス」や「スマホのリマインドやアラーム機能」を活用するのも有効です。
収入が少ないなら働く時間を増やしたり何かを売ったり、支出が多いならしばらく趣味や娯楽を控えたり、スマホなどの料金プランを見直したり、何かできることはないか探してみましょう。

まとめ

消費者金融の返済滞納は多くのリスクが伴います。

現在滞納している人は、すぐにこの記事にかいてある内容の対策をおこなってください。

利用している消費者金融に支払う意思をみせる、支払えないのであれば専門家に相談するなどなにか行動を起こしてください。

返済できないからといって、放置するのは一番よくありません。

また消費者金融の利用を考えている人は返済計画を立て、必ず返済期限を守るように心がけましょう。

この記事を読んで、返済の不安を払拭し安心して消費者金融が利用できることを願っています。