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書店員アルバイトをして分かった!本・雑貨を売るための3つのポイント

こんにちは。
ライターのマルです。

みなさんは普段本を読みますか?
私は普段それほど多く本を読んでいるわけではないのですが、本を読むこと自体はとても好きです。

また、みなさんは今、本をどこで買っているのでしょうか。
実際に書店へ足を運び、本を購入されますか?
それともアマゾンなどのネット注文で本を取り寄せますか?

ネットで本を取り寄せるのも便利だとは思うのですが、私は実際に書店へ足を運ぶ派です。
実際に書店へ行って、棚に並んだ本を眺めるのが楽しいです。

私は本好き、本屋好きということもあって、この記事が掲載されている「Wa! 京都を発掘する地元メディア」では、京都の書店をめぐりインタビューをする特集を担当させていただいています。
先日は京都マルイの期間限定ショップにて取材させていただきました。

≫ここでしか出会えない本・絵本・雑貨が並ぶ書店。京都マルイにオープン!【期間限定】

それがご縁でこの度は、京都マルイの期間限定ショップにて書店員アルバイトを体験する機会をいただきました。
2月25日~4月9日までという期間限定の京都マルイの書店にて、計3日間働きました。
書店員体験の中で、本や雑貨を売る際にお客さまへの分かりやすさや利便性を重視することの大切さを学ぶことができました。

今回は、その「本・雑貨を売るための3つのポイント」について紹介していきます。

1.商品のポップは大きく・分かりやすく

大きい文字でわかりやすい商品説明

初めて書店員体験をしたのはマルイの書店がオープンした初日で、雑貨の値段などを示すポップがまだ用意されていませんでした。
そのため、最初の作業として商品の値段が分かるように値段ポップを作りました。

数字をキレイに印字

今回は「¥450+TAX」といった具合に組み立て式のスタンプで文字を記していきました。
このとき、スタンプを使うことで文字がキレイに印字され、見やすくなります。
また、商品の文字を大きめの字で書きました。
このように大きめに書くことで、お客さんが商品の名前を簡単に知ることができます。

2.本の陳列の仕方・面見せの仕方

アルバイト2日目は、雑貨も多数取り扱う大型書店で普段は働いている本田さんというかたと一緒にシフトに入りました。
本田さんは雑貨や本といった店内商品のポップを作られていましたが、さすが普段は書店で働いているかたと思うくらい上手なポップでした。

上の赤色とオレンジ色のポップがHさん作。下のオレンジ色のポップが私作。Hさんのポップの上手さが際立つ上の赤色のポップが本田さん作。下のオレンジ色のポップが私作。本田さんのポップの上手さが際立つ

また本田さんに本の陳列の仕方、本の面見せの仕方を教えてもらいました。
面見せの本は2つ並べることで、お客さんが手前の本を試し読みして、スムーズに後ろの本を取り出してレジまで持って来られるようになります。
このように面見せの本を工夫して並べる方法を知ることができました。

面見せの本面見せの本が前後で2冊並ぶ

3.フリーペーパーを並べて本や雑貨も一緒に買ってもらう

只本屋さんのコーナー

最後の出勤日にお店へ伺うと、初日や2日目にはなかった只本屋さんによるフリーペーパーのコーナーができていました。
只本屋さんは、京都・清水五条に月に一度オープンするフリーペーパーのお店です。
全国各地のフリーペーパーが並べられ、自由に手に取ることができます。

京都マルイの期間限定ショップにこの度設けられたこの只本屋さんのコーナーでは、並べられた様々なフリーペーパーの中から2冊まで無料で持って帰ることができます。
また只本屋さんの紙袋かトートバックを購入されたかたは15冊までフリーペーパーを持って帰ることができます。

2冊まで無料で持ち帰ることができる

こちらのマルイの書店で2月のオープン時から働くかたに、このフリーペーパーのコーナーがあることのメリットを伺うことができました。

このフリーペーパーのコーナーがあることがきっかけでお客さんがお店に入って来られたり、足を止めるようになられたということが増えたそうです。
またフリーペーパーをもらうついでに商品を購入していかれるお客さんも増えたとのことでした。

フリーペーパーを置くことで他の商品の売り上げにもつながるという効果があるということが分かりました。

様々なフリーペーパーが並ぶ

編集後記

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値段のポップや本の陳列などにおいて、お客さんに分かりやすくすることやお客さんの利便性を重視することの大切さを知ることができました。
またフリーペーパーを置くことによって他の商品が売れやすくなるという効果を知って驚きました。
何かを無料でもらうと、何か買わないと失礼かもという心理が働くのかなと思います。

今回は本や雑貨を売る上で、お客さんのことを考えた工夫や、人の心理を考慮した工夫があるということを知ることができてよかったです。
またこの度は書店員アルバイトという貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。

マルイの期間限定書店を主催されたTHE読書ズさんや、Montag Booksellers(モンターグ・ブックセラーズ)さん、ニジノ絵本屋さんのスタッフの方々のほか、アルバイトで一緒にシフトに入った方々には本当にお世話になりました。
どうもありがとうございました。

最終日にお店を伺うと、この期間限定の書店はオープン初日とは全く様子が違っていることに気付きます。
商品の配置が変わっているだけでなく、商品のラインナップも初日に比べて増えていました。
また初日にはなかった本棚も入っており、商品ポップも増えました。

雑貨も取り扱う本屋さんとして期間限定でオープンしたこちらのお店。
期間限定のため4月9日をもって閉店となり、寂しい気持ちになりました。
オープン初日に取材をさせていただいたり、書店員アルバイトも体験させていただくなど、とても思い出深いお店でした。
このたびは本当にありがとうございました。

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writerWRITERこの記事の作者
kawashima

この記事を書いたひと マル

京都の大学に通う学生ライター。 丸顔なので「マル」というペンネームに。 学生ライター仲間を募集しています!
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