消費者金融から銀行カードローンに借り換えてお金と心の余裕を取り戻す方法

更新日:2024.04.19 投稿日:2024.02.07
消費者金融 借り換え FV

消費者金融から借り入れがあると、月々の固定支出にくわえて返済を行わなければならないため、生活と心に余裕がない状態が続きます。

そのため将来の不安やストレスから、仕事やプライベートに集中できなくなります。

誰にも言えない悩みを抱えて、日々を過ごすのは相当なストレスです。

本記事では、消費者金融から銀行カードローンへの借り換えによって、月々の返済額を減らせる可能性についてお話ししていきます。

借り換え以外にも、自己破産や任意整理といった手続きは可能ですが、ローンを組めなくなるリスクなどがあります。

まずは現在借り入れているところの金利を見直して、心の余裕を取り戻してみませんか。

次章では、消費者金融から銀行カードローンへの借り換えについて解説していきます。

この記事の執筆者【ライター】嶋崎
ライター嶋崎
利用者アンケートや口コミだけでなく、実体験をとおして正しいお金の知識をお届けします。...
この記事の監修者【FP】恩田雅之
FP恩田雅之
1959年 東京生まれ。 専修大経営学部卒業後、16年間パソコン業界の営業の職業に携わる。 2004年3月にCFP®資格を取得後6月、札幌にて「オンダFP事務所」を開業。 初心者向け...

消費者金融から銀行カードローンへの借り換えとは

おまとめローンと借り換えの違い

消費者金融から銀行カードローンへの借り換えとは、消費者金融からの借り入れを銀行カードローンへの乗り換えです。

なお借り換えには以下のメリットがあります。

借り換えのメリット
  • 毎月の返済額が下がる
  • 金利が下がる
  • 完済までの期間が短くなる

消費者金融の金利は、銀行カードローンに比べて高めです。

そのため消費者金融からの借入を銀行カードローンに借り換えることで、金利を下げられるため、結果として利息の総額を抑えられるのです。

また消費者金融の借入残高が多い場合、毎月の返済額も大きくなります。

銀行カードローンへの借り換えによって、金利が下がれば毎月の返済額も減るため、返済の負担を軽減できます

さらに毎月の返済額が下がれば、完済までの期間も短くなります。

借換先の銀行カードローンを選ぶときのポイントも把握しておきましょう。

次章で詳しい内容を解説していきます。

FP恩田雅之
専門家からの一言
オンダFP事務所 / 恩田 雅之
銀行カードローンは、消費者金融カードローンに比べ、上限金利が低く設定されていますので、審査に通り借り換えができると月々の返済額を抑えることができます。

ただし、複数のカードローンの残債をまとめて借り換える「おまとめローン」の場合は、まとめた残債の返済のみで追加の借入ができない銀行もあるので注意が必要です。

借り換え先の銀行カードローンを選ぶときのポイント

借り換え先となる銀行カードローンを選ぶポイント

消費者金融から銀行カードローンへの借り換えを検討している場合、借り換え先の銀行カードローン選びは重要です。

借り換え先の銀行カードローンによって、金利や返済方式などが異なるため、自分に合った銀行カードローンを選ぶ必要があります。

ここでは消費者金融から銀行カードローンへの借り換えを検討している方に向けて、借り換え先の銀行カードローンを選ぶ際のポイントを3つ解説します。

借り換え先の銀行カードローンを選ぶ際のポイント
  • 金利の比較
  • 返済方式の比較
  • 審査難易度の比較

金利の比較

消費者金融から銀行カードローンへの借り換えの最大のメリットは、金利を下げることができることです。

そのため借り換え先の銀行カードローンを選ぶ際には、まず金利比較が大切です。

銀行カードローンの金利は、銀行によって異なります。

一般的な目安として、消費者金融の金利は15%前後、銀行カードローンの金利は10%前後となっています。

そのため消費者金融から借りている場合、銀行カードローンへの借り換えで金利を5%程度下げられる可能性があります。

なお金利を比較する際には、単利と実質年率の違いに注意しましょう。

単利とは、元本にだけ利息が付く計算方法で、実質年率とは手数料などを組み入れて計算する方法です。

実質年率のほうが、単利に比べて利息の総額が大きくなります。

返済方式の比較

銀行カードローンの返済方式は、銀行によって異なります。

元利均等返済・元金均等返済などさまざまな返済方式があります。

自分に合った返済方式選びで、返済の負担を軽減できます。

たとえば毎月の返済額を抑えたい場合は、元利均等返済よりも元金均等返済の方がおすすめです。

審査難易度の比較

銀行カードローンの審査は、消費者金融の審査よりも厳しい場合が多いです。

そのため借り換え先の銀行を選ぶ際には、審査難易度も比較するようにしましょう。

審査難易度が高い銀行カードローンを選ぶと、審査に通らずに借り換えできない可能性があります。

以上のポイントを参考に、慎重に借り換え先の銀行カードローンを選びましょう。

つづいて消費者金融からの借り換えにおすすめな銀行カードローンの紹介をしていきます。

FP恩田雅之
専門家からの一言
オンダFP事務所 / 恩田 雅之
各銀行のカードローンの金利比較する際に注意する点は、金利の区分で「100万円未満」「100万円以下」「100万円超」と、基準が異なることです。

区分ギリギリの金額で借り換えを検討する場合、その違いで数%金利が違ってきます。

よく確認して銀行カードローンを選ぶようにしましょう。

また、返済方法が今よりも不便にならないよう注意しましょう。

【低金利】借り換えにおすすめの銀行カードローン比較

ここからは借り換え先におすすめの銀行カードローンを紹介していきます。

まずは以下のランキングを確認していきましょう。

銀行カードローン 金利 借入限度額 毎月の最低返済額 目的別ローン
みずほ銀行カードローン

年2.0%~14.0% 50万円~800万円 2,000円~ あり
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」

バンクイックバナー

年1.8%~14.6% 10万円~800万円 1,000円~
三井住友銀行カードローン

三井住友銀行カードローン

年1.5%~14.5% 10万円~800万円 当座貸越元金額によって異なる
auじぶん銀行カードローン

auじぶん銀行カードローンのバナー

 

年1.48%~17.5% 10万円~800万円 1,000円~

この先のライフイベントを安心して迎えられないという不安は、上記の銀行カードローンに借り換えられれば解消できる可能性が大いにあります。

消費者金融よりも低い金利で、かつ返済総額を減らして、お金と心の余裕を取り戻すきっかけになれば嬉しいです。

なお上記以外にも借り換え目的で利用できる銀行カードローンは多数あります。

当サイトの『銀行カードローンのおすすめランキング!銀行カードローンの選び方も解説』記事で、19社を比較しているのでぜひご覧ください。

それでは順番に各銀行カードローンについて解説していきます。

 

みずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローンのトップページ

みずほ銀行カードローンは、キャッシュカードにローン機能がつきます。

そのため新たにローンカードを発行することなく、お金を借りられるのが特徴です。

上記の特徴から、他人にカードローンを利用しているとバレにくいのも嬉しいポイント。

また限度額100万円以上の場合も上限金利は年12%と低めの金利設定です。

住宅ローンの契約があれば年0.5%の金利割引を受けられるため、すでにみずほ銀行で住宅ローンを組んでいる人には借り換え先として利用しやすいでしょう。

消費者金融との比較

みずほ銀行カードローンと大手消費者金融3社との金利を比較します。

カードローン名 金利
みずほ銀行カードローン 年2.0%~14.0%
プロミス 年4.5%~17.8%
アコム 年3.0%~18.0%
アイフル 年3.0%~18.0%

消費者金融と比較した場合、みずほ銀行カードローンのほうが下限・上限金利ともに低いとわかりました。

つづいて実際にみずほ銀行カードローンに借り換えた場合、月々の返済額や総支払額がどのくらい変化するのか見ていきましょう。

借り換え後の返済シミュレーション

ここからは消費者金融から、みずほ銀行カードローンに借り換えた場合の返済シミュレーションを紹介していきます。

借換額 金利 返済期間 毎月の返済額 利息額の合計
50万円 年14.0% 3年(36ヶ月) 17,686円 118,984円
100万円 35,372円 138,008円
150万円 年12.0% 51,515円 303,037円
200万円 68,687円 404,052円
300万円 年7.0% 95,564円 344,752円

みずほ銀行カードローンのバナーとおすすめのポイント

限度額 金利 審査時間 融資時間
10万円~800万円 年2.0%~14.0% 最短翌営業日 最短翌営業日
学生 パート
アルバイト
職場に
電話なし
郵送物なし

三井住友銀行カードローン

三井住友銀行カードローンは、三井住友銀行が提供しているカードローンです。

2005年4月18日にサービス開始以降、多くの利用者に支持されています。

三井住友銀行カードローンは、適用金利が100万円単位で設定されています。

そのため希望額で契約できた場合、適用金利がどのくらいか把握しやすいです。

三井住友銀行カードローンの利用限度額と融資利率の確認は、【続きを読む】をクリックしてください。

【続きを読む】
契約限度額 融資利率(変動金利型)
100万円以下 年 12.0%~年 14.5%
100万円超200万円以下 年 10.0%~年 12.0%
200万円超300万円以下 年 8.0%~年 10.0%
300万円超400万円以下 年 7.0%~年 8.0%
400万円超500万円以下 年 6.0%~年 7.0%
500万円超600万円以下 年 5.0%~年 6.0%
600万円超700万円以下 年 4.5%~年 5.0%
700万円超800万円以下 年 1.5%~年 4.5%

つづいて借り換え後の返済シミュレーションを紹介していきます。

借り換え後の返済シミュレーション

ここからは消費者金融から、三井住友銀行カードローンに借り換えた場合の返済シミュレーションを紹介していきます。

上限金利の場合※
借換額 金利 返済期間 毎月の返済額 利息額の合計
50万円 年14.5% 3年(36ヶ月) 17,210円 119,563円
100万円超 年12.0% 33,214   円 195,696円
150万円超 49,821円 293,556円
200万円超 年10.0% 66,428円 391,413円
300万円超 年8.0% 94,009円 384,306円
下限金利の場合※
借換額 金利 返済期間 毎月の返済額 利息額の合計
50万円 年12.5% 3年(36ヶ月) 16,726円 102,149円
100万円超 年10.0 32,267円 161,599円
150万円超 48,400円 242,413円
200万円超 年8.0% 62,672円 256,203円
300万円超 年7.0% 92,631円 334,706円

※シミュレーション結果は簡易的な試算です。

※お取引状況により実際のご返済額および返済期間と異なることがございます。

限度額 金利 審査時間 融資時間
10万円~800万円 年1.5%~14.5% 最短当日回答
※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もございます。
最短当日融資
※申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合がございます。
学生 パート
アルバイト
職場に
電話なし
郵送物なし
審査通過後、ローン契約機でカードを受け取る場合、郵送物なし

バンクイック

バンクイックのトップページ

三菱UFJ銀行という日本屈指のメガバンクが提供するカードローンサービスである点は、魅力のひとつです。

給与振込口座としても利用している人が多いため、馴染みのある銀行のカードローンへの借り換えであれば安心という方も少なくないでしょう。

完済の返済シミュレーション

ここからは消費者金融からバンクイックに変更し、完済を目指したい方に向けて返済シミュレーションを紹介していきます。

上限金利の場合
借換額 金利 返済期間 毎月の返済額 利息額の合計
50万円以上 年14.6% 3年(36ヶ月) 17,234円 120,447円
100万円以下 34,469円 240,895円
150万円以上 年13.6% 50,975円 335,101円
200万円以下 67,967円 446,801円
300万円以下 年10.6% 97,648円 515,343円
下限金利の場合
借換額 金利 返済期間 毎月の返済額 利息額の合計
50万円以上 年13.6% 3年(36ヶ月) 16,991円 111,694円
100万円以下 33,983円 223,397円
150万円以上 年10.6% 48,824円 257,662円
200万円以下 65,099円 343,548円
300万円以下 年7.6% 93,456円 364,415円

バンクイック

限度額 金利 審査時間 融資時間
10万円~500万円 年1.8%~14.6% 最短翌日 最短翌日
学生 パート
アルバイト
職場に
電話なし
郵送物なし
  • 三菱UFJ銀行バンクイック
    がおすすめな方
  • 三菱UFJ銀行バンクイック
    が不向きな方
  • 30代~40代の方
  • 最短翌日に借りたい方
  • アコムを利用し完済した経験がある方
  • 職場に電話連絡されたくない方
  • 即日融資を希望する方
  • 過去に延滞履歴のある方
  • 三菱UFJフィナンシャルグループの商品の審査に落ちた方
ただし上記の場合でも、審査に通過できないと決まったわけではありません。 現在の年収や勤続年数によって、審査結果が異なる場合もあります。

auじぶん銀行

auじぶん銀行カードローンのトップページ

auじぶん銀行のカードローン、auじぶん銀行じぶんローンは最大800万円まで借換可能です。

通常コースの上限金利は17.5%と銀行カードローンのなかでは高めですが、下限金利は1.48%と極めて低いです。

そのため「高額の借り換えをしたい」という方には非常にメリットが大きいです。

さらにau IDをお持ちの方なら、金利を優遇してもらえるコースがあり、通常の金利より0.5%優遇されるという特典付きです。

借り換えコースでau IDによる優遇が適用されると年0.98%〜12.5%※という金利になるので、au IDをお持ちの方には適している借り換え先です。

※限度額が100万円の場合のみ

借り換え後の返済シミュレーション

ここからは消費者金融から、auじぶん銀行カードローンに借り換えた場合の返済シミュレーションを紹介していきます。

上限金利と下限金利が適用された2パターンを紹介しています。

上限金利の場合
借換額 金利 返済期間 毎月の返済額 総支払額
50万円以上 年17.5% 3年(36ヶ月) 18609円 151285円
100万円以下 37219円 302622円
150万円以下 年13.0% 52283円 329894円
下限金利の場合
借換額 金利 返済期間 毎月の返済額 総支払額
50万円以上 年17.5% 3年(36ヶ月) 17427円 109939円
100万円以上 34855円 219,919円
150万円以下 年7.0% 47,782円 172,362円
FP恩田雅之
専門家からの一言
オンダFP事務所 / 恩田 雅之
返済シミュレーションを利用して借り換え先の銀行を選ぶ場合は、金利区分の上限金利を参考に検討するようにしましょう。

また、auじぶん銀行のように会員やユーザーに対して審査優遇や金利優遇するところもあります。

もし、ご自身がそれに該当しているのであれば、最初に申し込みを検討してみてもいいでしょう。

銀行カードローンに借り換えを行うメリット・デメリット

銀行カードローンのメリット・デメリット

ここからは銀行カードローンに借り換えを行うメリット・デメリットを紹介していきます。

まずはメリットの解説です。

メリット

消費者金融から銀行カードローンへ借り換えるメリットは以下の3つです。

消費者金融から銀行カードローンへ借り換えるメリット

それぞれ順番に解説していきます。

生活資金に余裕が生まれる

各カードローン会社によって、月々の最低返済額は異なります。

そのため毎月の最低返済額が今よりも低めに設定されているカードローンに乗り換えられれば、毎月の返済額を抑えられます。

単に返済総額を抑えられる点がメリットではありません。

たとえばこれまで30,000円の返済が10,000円になるだけで、20,000円が生活資金に充てられるようになるのです

いままでカツカツだった生活に少しでも心に余裕がもてるようになるという点が、借り換えによる最大のメリットでしょう。

ただし月々の返済額が減ると返済期間が伸びてしまうケースがあります。

そのため結果として総返済額が増加する場合もあるので、月々の返済額が少額になりすぎないように注意してください。

元金を減らしやすくなる

現在利用中のカードローンよりも金利の低いカードローンに借り換えれば、金利差分の利息が減らせます。

たとえば100万円の借入でも、金利が年18.0%と10%では80,000円もの差が生まれます。

つまり返済総額に大きく影響するため、完済までのスピードがアップするのです。

また現在利用中のカードローンよりも、一括返済がしやすいというメリットがあります。

合は180,000円、金利13.0%(実質年率)の場合は130,000円と、50,000円もの差額が生ま

返済プランが立てやすくなる

借り換えでは、新たなカードローン会社と契約を結ぶことになります。

そのため自分自身の返済プランを見直せる点もメリットです。

利用するローン会社が変われば、金利や返済額・返済日・返済方法なども変わる可能性が高いです。

たとえば以下のようなサービスが提供されている場合もあるため、事前に借り換え先の情報をチェックしておきましょう。

サービスの例
  • 返済日を自由に選べる
  • 提携ATMの利用手数料無料
  • オンライン返済
  • スマートフォンアプリで利用状況の確認や各種手続きの申し込み
  • 返済期日の通知設定

以上が消費者金融から銀行カードローンへ借り換えを行うメリットでした。

カードローンの借り換えは、より良い条件のカードローンへの乗り換えです。

ここで解説したように、より低金利な銀行カードローンへの借り換えによって、返済額や利息負担を軽減できます。

ただしメリットだけでなく、借り換えによるデメリットもあるため、次項で解説する内容をしっかりと見ていきましょう。

デメリット

消費者金融から銀行カードローンへ借り換えるデメリットは2つです。

それぞれ順番に解説していきます。

必ず審査を受ける必要がある

カードローンの借り換えには必ず審査があります。

借り換えを行うとき、審査は絶対に避けて通れないイベントです。

そのため借り換えを申し込んだら、再度審査に通過する必要があります。

審査についてはブラックボックスのため、各カードローン会社がどのような基準を設けているのかは不明です。

しかし現在利用中のカードローンで、返済遅延や収入の減少があった場合は、審査が厳しくなる可能性があります。

現在利用中のカードローンの審査に通ったから、借り換えの審査も必ず通過するというわけではないと、念頭に置いておきましょう。

返済総額・期間が伸びる可能性がある

現在利用中のカードローンよりも低い金利で借り換えられると安心ですが、返済総額についてしっかりと確認しておきましょう。

返済総額が少なくなるのは、負担する利息を払い続ける期間が長くなる可能性があり、結果的に返済期間の長期化につながります。

そのためカードローンの借換時は、月々の返済額だけでなく、返済総額についてもシミュレーションが必要です。

以上がカードローン借り換えによるメリット・デメリットでした。

つづいて銀行カードローンへ借り換えを行うときの注意点を紹介していきます。

FP恩田雅之
専門家からの一言
オンダFP事務所 / 恩田 雅之
消費者金融カードローンから銀行カードローンへ借り換える最大のメリットは、金利が低くなり、月々の返済額を少なくできることです。

返済額が少なったことで消費に回せるお金がふえるメリットもありますが、消費せずにそのお金の一部でも繰上返済(随時返済)に使えば、返済期間が短縮され、総返済額を減らす効果もあります。

消費者金融から銀行カードローンに借り換えるときの注意点

銀行カードローンに借り換えるときの注意点

銀行カードローンへの借り換えは、現在の借入先よりも金利が低ければ、毎月の返済額や総返済額を抑えることができます。

しかし借り換えには2つの注意点があります。

借入先の比較は慎重に行う

借り換え先として、金利が低い銀行カードローンを選ぶことは大切です。

しかし金利だけでなく、借入限度額や借入手数料、返済方法なども比較して、自分に合ったカードローンを選ぶようにしましょう。

借入手数料は、借入額に応じて発生する費用です。

借入手数料が無料のカードローンもありますので、借入手数料の有無も確認が必須です。

返済方式は3種類

カードローンの返済方式は主に3つです。

カードローンの3つの返済方式
  • 残高スライド方式
  • 元利定額返済方式
  • 元金定額返済方式

元利均等返済は、毎月の返済額が一定であるのに対し、元金均等返済は、毎月の返済額が徐々に減っていきます。

返済期間や返済額をシミュレーションして、自分に合った返済方法を選びましょう。

返済計画をしっかりと立てる

借り換え後は、新たに借入金の返済が発生します。

返済計画をしっかりと立てて、無理のない返済額を設定しましょう。

また、返済計画を立てるときは、返済期間や金利の変動などを考慮して、将来の返済額もシミュレーションしておきましょう。

借り換えは、現在の借入状況を改善する有効な方法です。しかし、借り換えにはいくつかの注意点があります。

これらの注意点を踏まえて、慎重に借り換えを検討しましょう。

FP恩田雅之
専門家からの一言
オンダFP事務所 / 恩田 雅之
借り換え目的でカードローン会社を変える時は、どうしても金利に目が行ってしまいますが、返済方法についても比較検討しましょう。

例えば、毎月の返済で口座引き落としを選択する場合、「複数の引落日から選択できるか」「自身の給料日前に引き落とし日こないか」などです。

収入が入るタイミングと支払うタイミングが上手く合わないと、延滞するリスクが高くなりますので注意しましょう。

銀行カードローンに借り換えるべき人

消費者金融から銀行カードローンに借り換えるべき人は、以下の項目に当てはまる方です。

消費者金融から銀行カードローンに借り換えるべき人
  • 消費者金融1社のみから借入がある人
  • 将来的に目的別ローンの利用を検討している人
  • 支払い負担が大きいことで悩んでいる人

借り換えるべき人の前提として、現在1社のみ借り入れしているという点が条件になります。

もし複数社からの借り入れを1社にまとめたい場合は、借り換えではなく【おまとめローン】を利用しましょう。

銀行カードローンには、ブライダルローンや教育ローンなどの目的別ローンがあります。

将来的に上記の目的別ローンの利用を検討しているなら、返済実績を積んでおくと審査がスムーズに進む可能性があります。

なお借り換えは、返済負担を抑えるのが目的です

とくに消費者金融から借り入れしている場合、返済負担を大きく減らせる可能性があります。

また借り入れや返済がしづらいなど、現在利用しているカードローンのサービスに不満を感じているなら、借り換えを考えてみてください。

FP恩田雅之
専門家からの一言
オンダFP事務所 / 恩田 雅之
銀行カードローンは消費者金融カードローンに比べ金利が低くなることです。

金利が低くなることで月々の返済額を抑えることができたり、借り換え前の返済額で返済(随時返済含む)することで返済期間の短縮や総返済額を減らすことが可能になります。

借り換えを行う前に、その目的やメリットを整理してから借り換え先の銀行を選ぶようにしましょう。

まとめ

消費者金融での借入当初は、とにかく借り入れが必要だったり、月々の返済に対する不安がなかったりして金利負担については気にしていなかった方も多いでしょう。

しかし転職やライフステージの変化によって、これまで問題なかった返済が、生活を圧迫する要因になってしまいます。

この機会に高い金利を払い続ける行為から卒業し、銀行カードローンで金利の見直しをして、すこし生活に余裕をもたせてみませんか